十月分。

『フェルマータ』 ニコルソン・ベイカー ★★★★★★★★☆☆ (白水Uブックス)1998 エロエロって感想で良いんだろうか。 『いそがなくたって、そこに本屋があるじゃないか』 高津淳 ★★★★★☆☆☆☆☆ (サンブックス)2004 『今日の早川さん』 coco ★★★★★★★☆☆☆ (早川書房)200…

雑感。

久しぶりに更新。ミクシィでメモ付けてるので同じのを繰り返すのもどうかと更新が滞ってしまう。

九月分。

『アラビアの夜の種族 2.3.』 古川日出男 ★★★★★★★☆☆☆ (角川文庫)2006 『九尾の猫』 エラリイ・クイーン ★★★★★★★☆☆☆ (ハヤカワ文庫)1978 途中で読んだことがあったのに気付いた。 『わが身世にふる、じじわかし』 芦原すなお ★★★★★★★☆☆☆ (創元推理文庫)2007 …

八月分。

『桜庭一樹読書日記』 桜庭一樹 ★★★★★★★★☆☆ (東京創元社)2007 ミステリが読みたくなる。桜庭一樹の小説は読んだことがないんだが。 『嫁洗い池』 芦原すなお ★★★★★★★★☆☆ (創元推理文庫)2003 『山谷ブルース』 エドワード・ファウラー ★★★★★★★★☆☆ (新潮文庫)20…

七月分。

『株式会社という病』 平川克美 ★★★★★★★☆☆☆ (NTT出版)2007 あんまり目から鱗の部分はなかったなあ。 『図南の翼』 小野不由美 ★★★★★★★★☆☆ (講談社文庫)1996 再読。 『恋愛論』 橋本治 ★★★★★★☆☆☆☆ (ソフトバンク文庫)2006 『「敗者」の精神史』 山口昌男 ★★★…

『日本でいちばん小さな出版社』 佃由美子 ★★★★★★★★☆☆ (晶文社)2007 ほう、知らないことが多いなあ。著者には柔軟な中に格好良さを感じる。こういう一人出版社だと、人文や文藝寄りのところが話題になりがちだと思うが、そうじゃないのがある意味新鮮である…

五月分。

『星新一 一〇〇一話つくった人』 最相葉月 ★★★★★★★★★☆ (新潮社)2007 本の世界に長く浸りたい派の人間だったので、星新一はほとんど読んでなかったり。 『鹿男あをによし』 万城目学 ★★★★★★★★☆☆ (幻冬舎)2007 『鴨川ホルモー』 万城目学 ★★★★★★★★★☆(産業編集…

四月分。

『ウィトゲンシュタイン 言語の限界』 飯田隆 ★★★★★★★☆☆☆ (講談社)1997 再読。 『日本文壇史2』 伊藤整 ★★★★★★★★☆☆ (講談社文芸文庫)1995 この頃は文学と政治が密接と言うか未分化だったんだなあ。 『ABC青山ブックセンターの再生』 浅井輝久 ★★★★★★★★☆☆…

3月分。

『女子と鉄道』 酒井順子 ★★★★★★★☆☆☆ (光文社)2006 敢えて言うなら私は“読み鉄”なんだな。鉄道についてのエッセイや随筆、歴史を読むのが好き。 『狼少年のパラドクス』 内田樹 ★★★★★★★★☆☆ (朝日新聞社)2007 『疲れすぎて眠れぬ夜のために』 内田樹 ★★★★★★★☆…

2月分。

『書評家の読書遺産』 山村修 ★★★★★★★★☆☆ (文春新書)2007 もう、読めないと思うと残念。『狐の読書快然』がまだ見つからない。 『下流志向』 内田樹 ★★★★★★★★★☆ (講談社)2007 副題が“学ばない子どもたち 働かない若者たち”。いやー、内田さんの本読むといろ…

1月分。

『社会派くんがゆく 乱世編』 唐沢俊一 村崎百郎 ★★★★★★★☆☆☆ (アスペクト)2006 あまり悪趣味な発言から刺激を受けなかったような。 『風水と天皇陵』 来村多加史 ★★★★★★★☆☆☆ (講談社現代新書)2004 昭和天皇の墓って、高尾にあるんだ。怪しい風体で偵察してこ…

12月分。

『月夜の晩に火事がいて』 芦原 すなお ★★★★★★★☆☆☆ (創元推理文庫)2005 なんとも言えない味わいのある作品。本格ミステリは本格ミステリなんだけど、そこじゃない文章のまわし方の部分に魅力がある。 『身体の言い分』 内田樹 池上六朗 ★★★★★★★★☆☆ (毎日新聞…

久しぶりの更新。

労働関係の方がどうにも年末から大変な状況だったので久方ぶり。いやー、まだ大変さは続いているんだけども。

久しぶりの更新になってしまったが、この間に11月18日(土)に東京堂書店であった南陀楼綾繁氏×向井透史氏のトークに行った。非常に楽しめたのだが、特に南陀楼さんの地方都市における本に対する飢餓感*1と向井さんの古書店の専門店化を志向しない、や言葉で…

「三池 終わらない炭鉱の物語」

某さんの今年のベストだと聞いていた。再々演をやっていて一万人を突破しそうだとか。ふーんと思いつつ、映画はそんなに好きじゃないと言うか、何度も上映中、腕時計を見る結果になってしまう。で、あまり期待しないで行ったら非常に良かった。特に昔の映像…

「早稲田文学 vol.7」

巻頭(あるいは巻末?)坪内祐三×重松清の雑誌話が濃くて良いなあ。もっと頁数が欲しいぐらい。「情報」の担い手としての雑誌がネットに変わった後で、坪内さんは「感情」じゃあないか、「ざわつき」みたいなもの、が雑誌に残る、と言っている。「ざわつき」と言うのが…

『ぼくたちの七〇年代』 高平哲郎

★★★★★★★☆☆☆ (晶文社)2004 細部が曖昧なためか、広げたら面白い部分が広がらなかったりするのが残念。

『世界がどんなになろうとも役立つ心のキーワード』 香山リカ

★★★★★★★★☆☆ (晶文社)2002 テレビ番組の収録で「おとなになってよかった、と思うのはどんなとき?」と言う司会者の質問に「マンガ読み放題、ゲームし放題」と著者は答えた。次の参加者は「やっぱり夫に出会って子どもができたこと、自分の家族を持てることですね」…

『JR全線全駅下車の旅』 横見浩彦

★★★★★★★☆☆☆ (KKベストセラーズ)2005 “鉄子”の横見さんの単著。全駅下車で夏期限定の海水浴場の駅にも降りているのがすごい。

『東京ファイティングキッズ・リターン』 内田樹 平川克美

★★★★★★★★☆☆ (バジリコ)2006

『カリスマ 中内功とダイエーの「戦後」』 佐野眞二

★★★★★★★★☆☆ (日経BP社)1998 立志伝の面白さと無情を感じる。

『文庫本福袋』 坪内祐三

★★★★★★★★☆☆ (文藝春秋)2004 再読。「私は、今どきのオシャレ古本屋の、「どうです、センスいい棚並びでしょう」といった雰囲気がちょっと苦手だ(それは今どきの格闘技に対する、プロレス好きの私の異和に重なる)。」(p479)が印象に残る。セレクトされた感がうる…

『青空人生相談所』 橋本治

★★★★★★★★★☆ (ちくま文庫)1987 今まで頭が良いとか明晰だとは思っていたが、初めて橋本治はすごいと感じた。切味が比類ない。

『裏表忠臣蔵』 小林信彦

★★★★★★★☆☆☆ (新潮文庫)1992

良い町の条件。

古本屋は基本なんだが、他には50円ゲーセンというのも私の場合あったりする。ゲームマニアであったことはないのだが、50円のゲームセンターがあるという開発から取り残されたというか、ぬるい雰囲気の街が好きである。今の街には2軒あって喜ばしい限り。…

『ぐうたら漫談集』 遠藤周作

★★★★★★☆☆☆☆ (講談社文庫)1984 学生時代の思い出は楽しく読めたのだが、友人の作家との話はちょっと退屈。

『明治大正翻訳ワンダーランド』 鴻巣友季子

★★★★★★★★☆☆ (新潮新書)2005 赤堤小つながりと言うわけではないが、『「近代日本文学」の誕生』の次に読むことになった。これが微妙につながっている。こう、日本の文学というものが成立する過程にかなり翻訳という文章が関わっている様が想像できて興味深い…

『「近代日本文学」の誕生』 坪内祐三

★★★★★★★★☆☆ (PHP新書)2006 いろんな人が絡まって歴史が流れているのが面白い(それこそ固有名詞で知らない人も多いんだが)。引用の切り方が好奇心を引き付けるんだよな、坪内さんの場合。しかし、何故文春新書から出なかったんだろう。

『路上派遊書日記』 南陀楼綾繁

★★★★★★★★☆☆ (右文書院)2006 さてウェブの段階でだいたいは読んでいるはずなので迷ったのだが脚注に敬意を表して購入。はつね*1のカウンターに忘れて慌てて戻ったりしながら長い時間がかかって読了。それにしても通して読んでみて活動的だなあ、と思う。アウ…

『書店員タカクラの、本と本屋の日々。…ときどき育児』 高倉美恵

★★★★★★★★☆☆ (書肆侃侃房)2006 休みの日に一気に読んでしまった。本と本屋の日々の部分も面白いが、育児の部分(特にイラスト)が良いなあ。いやー、ミエゾウ君の第一子長男っぽい雰囲気が他人とは思えない。