2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『精神科医になる 患者をということ』熊木徹夫

★★★★★★★☆☆☆(中公新書)2004

『狐の書評』 狐

★★★★★★★★☆☆(本の雑誌社)1992 再読。

『〈狐〉が選んだ入門書』 山村修

★★★★★★★★☆☆(ちくま新書)2006 はじめに、の「しかし、本がある。どんなときにも読書というものがある。本好きはそれを救いとすることができます。」という実感のこもった文章には、うん、と思う。正直、世の中を生きていくのは幸せというよりも面倒だし、何が欲…

『出版業界最底辺日記 エロ漫画編集者「嫌われ者の記」』 塩山芳明著/南陀楼綾繁編

★★★★★★★★★☆(ちくま文庫)2006 いやあ、おもしれえ。うんうんと、思えるところも多し。すごい読書家だし。小林信彦の語り口は、時々、ケッと思ってたんだ。都の職員への罵詈雑言や返品率を気にしてるとこなんか、分かるなあ。お上品な文章が好きな人には勧めら…

『福翁自伝』 福澤諭吉

★★★★★★★★★☆(岩波文庫)1978 福澤諭吉の借金を生涯したことがない、大嫌いと言うのが、まったく同じで共感した。家などはさておいて、借金をして欲しいものを買ったりするのは私の行動の選択肢には一生ないだろう。生理的に嫌なんだよな。

境界。

友人と知人の境界がどの辺にあるのか、お遊びで考えてみた。状況として、帰り道、その人が10m先を歩いていた。さて、追い付いて声をかけるか、である。10回のうち5回以上で友人、である。……ああ駄目だ、ほんとに声をかけない自分を発見。わざと歩くスピード…

んで、

今は『福翁自伝』を読書中。岩波文庫だし、読みにくいと先入観を抱いていたら、読みやすい、というかかなり面白い。何やらミサイルとかうるさいが、戊辰戦争の大砲の音が聞こえるのに、授業を続けた福沢諭吉の心意気を見習いたいもの。ただ、イメージ的に慶…

『博士と狂人』サイモン・ウィンチェスター

★★★★★★★★★☆(早川文庫)2006 OEDこと、オックスフォード・イングリッシュ・ディクショナリの作成に貢献した博士と狂人の話。いやー、めっちゃめっちゃ面白いなあ。高い志の話はもともと好きなので。ああ、引き込もって辞書作りも楽しいかもなあ、と思ってし…

『エンド・ゲーム』恩田陸

★★★★★★★★☆☆(集英社)2006 読書好きで、かつ恩田陸が好き、と言うことを知って、勝手に堀北真希に親近感を抱いたりする今日この頃。

『科挙』宮崎市定

★★★★★★★★☆☆(中公文庫)1984 音羽館で100円で購入。当時の状況を論じた部分が古くなっている以外は今でも問題なく読める。名著だねえ。

『本の神話学』山口昌男

★★★★★★★★☆☆(中公文庫)1977

『小説の自由』保坂和志

★★★★★★★☆☆☆(新潮社)2005

『翻訳教室』柴田元幸

★★★★★★★★☆☆(新書館)2006 『鱒釣り』は読まないとダメかなあ。教室の活発な応答はさすが東大なのか。訳書をコピーしてすませる心配はいらないようだし。

『ブックショップはワンダーランド』永江朗

★★★★★★★★★☆(六曜社)2006 ああ、この倍の厚さで倍の値段でも買うな。と言うか切り捨てた部分を読みたい。

『身体を通して時代を読む』甲野善紀・内田樹

★★★★★★★★☆☆(バジリコ)2006

『沈黙/アビシニアン』古川日出男

★★★★★★★☆☆☆(角川文庫)2003 まだ、古川日出男の魅力を味わいつくせてないかも。

『終末のフール』 伊坂幸太郎

★★★★★★★☆☆☆(集英社)2006

↓読了本、一気に更新。