2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『フラワー・オブ・ライフ1〜3』 よしながふみ

★★★★★★★★★★ (新書館) うまい。マンガの潜在能力を十分に発揮している。よしながふみは絵柄が揺れる(ラフにぐにゃぐにゃになったり)から、生々しく感じられる。だから、どの人物が好き、どの話が好きとか言うと「へー」と内心を把握されそうだから言わな…

『文学部をめぐる病い―教養主義・ナチス・旧制高校』 高田里惠子

★★★★★★★★★★ (ちくま文庫)2006 松籟社版で出た時から、ちと気になっていたのだが、いやー面白い。斎藤美奈子が解説しているけど、何作か読んだ斎藤美奈子の著作がどこかしら結論ありき、で論じられている観があるのに比べ、綿密にじわじわと論を展開している…

『町長選挙』 奥田英朗

★★★★★★★☆☆☆(文藝春秋)2006

『気になる部分』 岸本佐知子

★★★★★★★★★☆(白水社)2006 こういう味のあるエッセイは好き。