2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧
『大書評芸』立川談四楼(ポプラ社)2005 読み始めたが予想に違わず面白い。書評に対して、私はその評者の性が出てくる方が好きなので(粗筋解説よりも)、好みに合っている。
「MAJOR」に進展に驚く。それにしても長い伏線だ。
「言語ゲームにおいて規則が一致するとは、生活形式が一致するということである。」なんてことをウィトゲンシュタインは言っている。そして、「規則は教えられない」とも。クリプキ流に言うなら、「2.4.6.8……」の次に何が来るかは、厳密には決定されないので…
『大書評芸』立川談四楼(ポプラ社)2005 噺家の人なんだろうけど、どんなもんかいな、と思ってぺらぺらめくったら、かなり面白そうな気配がした。たぶん、買うだろう。
★★★★★★★☆☆☆ (集英社文庫)2005
★★★★★★★☆☆☆ (NHKブックス)2005 シャープな分析だけど、冷ややかな感じがするなあ。求めてはいけないのかもしれないが、対象への愛が足りない気がする。いっそ、今の著者と関係のない時代、対象のものが面白いのかも。
斉藤環の『社会的ひきこもり』を出てすぐに買ったくらいだから、ひきこもりやニートへの関心はある。だから、最近、多いテレビのその手の特集も部屋にいたら見ることがある。そのドキュメンタリーで、作り手側がよく聞く「何がやりたいの?」「何か興味はな…
最新号のFRaUのタイトル。こういうキャッチなタイトルのつけ方というのは結構好きだったりする。意味はともかくとして。
★★★★★★★★☆☆ (集英社文庫)2005 自己規定として、自分に博才はないと考えているので、その手のギャンブルはやったことがない*1。ただ、博打小説は『麻雀放浪記』に嵌ったことからも好きなんだなあ。 *1:パチンコは二三度やったことがあるけど
『神狩り2』山田正紀(徳間書店)2005 『嗤う日本の「ナショナリズム」』北田暁大(NHKブックス)2005 『越境者たち 上』森巣博(集英社文庫)2005 『越境者たち 下』森巣博(集英社文庫)2005 『スロー・ラーナー』トマス・ピンチョン(ちくま文庫) 1994
★★★★★★★★☆☆ (新潮選書)2005 池澤夏樹の小説の良い読者であるとは私は言えないのだが、本書はとても面白かった。というか、こういう授業を受けられた学生が羨ましい。ドストエフスキーとピンチョンが、ちょっと読んでみたいな、との思いを持った。
★★★★★★★★☆☆ (中公文庫)1989
やはり、読まないわけにはいかないだろうな。
周りの人に薦めるため用の私家版ブックガイドを作りたいな、と思う。ミステリ研時代にも、一度作っているのだが、今だとぜんぜん違うラインナップになるだろうし。
今、ちょうど第二次大戦下の話。教科書的な歴史理解からでは、よく分からないのが、この時代の共産主義・共産主義者の意味合い。英・仏対独・伊という単純な構図ではなく、右(ファシスト)対左(共産主義者)という文脈でも考えなければならない、フランスには…
★★★★★★★★☆☆ (本の雑誌社)2001
『鏡の国の戦争』いしいひさいち(潮出版社)1987 『青雲の志について 鳥井信治郎伝』山口瞳(集英社文庫)1981 『王と天皇』赤坂憲雄(ちくま学芸文庫)1993 「古本ガイド」片手に阿佐ヶ谷を再探索して、今まで目と鼻の先にあったのに行ってなかったところに行く…
★★★★★★★☆☆☆ (新潮文庫)2001 ダメ人間だなあ。
★★★★★★★☆☆☆ (新潮社)2003 青春妄想ファンタジー。次作も読んでみようかな。
★★★★★★★★☆☆ (講談社文庫)1995 本筋とはまったく関係なく、河合雅雄氏と河合隼雄氏って兄弟なんだ、という事実に驚く。似た名前で間違いやすいなあ、と思っていたので。あと、日本でサル学が他の国に比べ最高水準にあるのは、欧米が人間と動物を明確に区別す…
佐世保バーガー食べたことがない、と前に書いたが、テレビで見てたら、ビックマンがベーコンエッグバーガーをはじめた作った云々、と。え、ビックマンなら食べたことあるな。そういう意識すら持たずに食べたてたから、佐世保バーガーとか改まって言われると…
恩田陸『夜のピクニック』、瀬尾まいこ『幸福な食卓』。 どちらも好きな作家で嬉しいけど、恩田さんは世間の本好きの人には浸透していると思うので、瀬尾さんが読まれると良いな。ただ、瀬尾さんで『幸福な食卓』が一番だとは思わないので、興味がある方は最…
格好いいなあ。
リニモというのが走っているそうだけど、子どもの頃、リニアモーターカーには埃に混じっている砂鉄なんかは付かないの、と思った記憶がある。線路が電源切っても、磁力を帯びたりしないのかなあって、のは文系的な疑問。詳しい人もしいたら、教えて?
愛・地球博が35年ぶりの万博と言われているから、つくば科学博や大阪の花博は万博ではないんやね*1。万博関係の本がいくつか出ているけど、私のお勧めは『博覧会の政治学』吉見俊哉(中公新書)1992。冷めた眼差しで解剖していく様が心地よかった記憶がある。…
その一つがNHK-FMの青春アドベンチャーというラジオドラマである。前から、いいラインナップを選んでやっているのである*1。で、ちょうど今の週は、『家守綺譚』をやっていて、第一話を聞いていて、引き込まれそうになり、「ああ、もったいない、これはきち…
★★★★★★★★☆☆ (ちくま新書)2003
『若者はなぜ「決められない」か』長山靖生(ちくま新書)2003 『評伝 今西錦司』本田靖春(講談社文庫)1995 『太陽の塔』森見登美彦(新潮社)2003 『ペンギン・ブックス』 J.E.モーパーゴ(中公文庫)1989 さて、この四冊のうちどれから読んだかというと……。
たぶん、神保町が古書店好きの割にそんなに行きたいと思わないのは、きちんとしているからだと思う。きちんと分類されているし、きちんと値付けされている。雑然と雑本がある方が性に合うだよなあ。