『ペンギン・ブックス』J.E.モーパーゴ(中公文庫)1989

今、ちょうど第二次大戦下の話。教科書的な歴史理解からでは、よく分からないのが、この時代の共産主義共産主義者の意味合い。英・仏対独・伊という単純な構図ではなく、右(ファシスト)対左(共産主義者)という文脈でも考えなければならない、フランスにはナチス・ドイツ贔屓のフランス人ファシストもいた、ということを大学時代、集中講義で聞いた*1。うーん、実感としては未だ分かってないなあ。瑞々しい運動としての共産主義というのが想像できないからなあ。やはり、スペイン内戦とかその辺りを読んでみるべきなんだろうか。

*1:鵜飼哲氏。