「早稲田文学 vol.7」

巻頭(あるいは巻末?)坪内祐三×重松清の雑誌話が濃くて良いなあ。もっと頁数が欲しいぐらい。「情報」の担い手としての雑誌がネットに変わった後で、坪内さんは「感情」じゃあないか、「ざわつき」みたいなもの、が雑誌に残る、と言っている。「ざわつき」と言うのが分かる。私の言葉だと「ざらっとした感じ」が雑誌には必要だと思うから。そういえば、「卓球王国1月号」の表紙と「ペンホルダーは死なず」というタイトルに卓球部所属の隠せない過去を持つ身としては「ざわつき」を感じたけど、坪内さんの言う意味とは違う……。