○○の誕生

人文系のお勉強を少しやった人には常識かもしんないが少し補足。↓で、『<悩み>の誕生』云々と書いているけど、こういう文脈の元になっているのが、フィリップ・アリエスの『子どもの誕生』って本で、この中で、私たちが今、常識として持っている子どものイメージが歴史的に作られたものに過ぎないことを論じている。もちろん、昔から、子どもはいたんであるが、その頃は単に小さな大人というイメージで捉えられていた、と。絵とか見ても、可愛くないし。そこから、『○○の誕生』のような本で、今抱いている自明性に疑問を投げかける研究なんてのが結構あったりする。成功しているかどうかは別としても。