『私家版・ユダヤ文化論』 内田樹

★★★★★★★★☆☆ (文春新書)2006

『「街的」ということ―お好み焼き屋は街の学校だ』江弘毅

★★★★★★★★☆☆ (講談社現代新書)2006 そして、佐世保ー福岡間の高速バスで↑を読み終わり、新幹線のダイヤを確認後、博多駅のあおい書店でこれと下の二つの新書を購入。関西の情報誌ミーツの編集長をしていた人の話。ミーツのが入った雑誌の作り方って個人的には…

『『噂の真相』25年戦記』 岡留安則

★★★★★★☆☆☆☆ (集英社新書)2005 実家に帰省する際には何冊か本を選んで帰るのであるが、今回はそうも行かなかった。で、帰りに読むものを探して、買いたい新書が何冊かあったはず、と佐世保の書店に寄ったのだが、ううむ、見つからず読んでたかもと思いつつ↑を…

『中央線で行く東京横断ホッピーマラソン』大竹聡

★★★★★★★★☆☆(酒とつまみ社(仮))2006 ああ、面白い。懐かしい語り口だ。ホッピーを知ったのはここ二三年に過ぎないのだが飲みたくなるねえ。ただ、私は一人で飲み屋に行きふらっと飲むような雰囲気(なぎら健壱的な?)がないのが問題かも。もっといい味出せるよ…

『三四郎はそれから門を出た』 三浦しをん

★★★★★★★★☆☆ (ポプラ社)2006 乙女妄想爆発している外のエッセイに比べると比較的おとなしめだけど、楽しく読めた。含羞ね、含羞。

『哲学教授を辞めて探偵になった男 上・下』ジョサイア・トンプソン

★★★★★★☆☆☆☆(草思社)1999

『東京大学「80年代地下文化論」講義』宮沢章夫

★★★★★★★★☆☆(白夜書房)2006 ほう、面白い。知らない分野の話ばかりであるし。

『古寺巡礼』 和辻哲郎

★★★★★★★★☆☆ (岩波文庫)1979 奈良に行きたくなる。しかし、29才でこの圧倒的な教養と才気かあ。

例によって、↓一気に更新。

『精神科医になる 患者をということ』熊木徹夫

★★★★★★★☆☆☆(中公新書)2004

『狐の書評』 狐

★★★★★★★★☆☆(本の雑誌社)1992 再読。

『〈狐〉が選んだ入門書』 山村修

★★★★★★★★☆☆(ちくま新書)2006 はじめに、の「しかし、本がある。どんなときにも読書というものがある。本好きはそれを救いとすることができます。」という実感のこもった文章には、うん、と思う。正直、世の中を生きていくのは幸せというよりも面倒だし、何が欲…

『出版業界最底辺日記 エロ漫画編集者「嫌われ者の記」』 塩山芳明著/南陀楼綾繁編

★★★★★★★★★☆(ちくま文庫)2006 いやあ、おもしれえ。うんうんと、思えるところも多し。すごい読書家だし。小林信彦の語り口は、時々、ケッと思ってたんだ。都の職員への罵詈雑言や返品率を気にしてるとこなんか、分かるなあ。お上品な文章が好きな人には勧めら…

『福翁自伝』 福澤諭吉

★★★★★★★★★☆(岩波文庫)1978 福澤諭吉の借金を生涯したことがない、大嫌いと言うのが、まったく同じで共感した。家などはさておいて、借金をして欲しいものを買ったりするのは私の行動の選択肢には一生ないだろう。生理的に嫌なんだよな。

境界。

友人と知人の境界がどの辺にあるのか、お遊びで考えてみた。状況として、帰り道、その人が10m先を歩いていた。さて、追い付いて声をかけるか、である。10回のうち5回以上で友人、である。……ああ駄目だ、ほんとに声をかけない自分を発見。わざと歩くスピード…

んで、

今は『福翁自伝』を読書中。岩波文庫だし、読みにくいと先入観を抱いていたら、読みやすい、というかかなり面白い。何やらミサイルとかうるさいが、戊辰戦争の大砲の音が聞こえるのに、授業を続けた福沢諭吉の心意気を見習いたいもの。ただ、イメージ的に慶…

『博士と狂人』サイモン・ウィンチェスター

★★★★★★★★★☆(早川文庫)2006 OEDこと、オックスフォード・イングリッシュ・ディクショナリの作成に貢献した博士と狂人の話。いやー、めっちゃめっちゃ面白いなあ。高い志の話はもともと好きなので。ああ、引き込もって辞書作りも楽しいかもなあ、と思ってし…

『エンド・ゲーム』恩田陸

★★★★★★★★☆☆(集英社)2006 読書好きで、かつ恩田陸が好き、と言うことを知って、勝手に堀北真希に親近感を抱いたりする今日この頃。

『科挙』宮崎市定

★★★★★★★★☆☆(中公文庫)1984 音羽館で100円で購入。当時の状況を論じた部分が古くなっている以外は今でも問題なく読める。名著だねえ。

『本の神話学』山口昌男

★★★★★★★★☆☆(中公文庫)1977

『小説の自由』保坂和志

★★★★★★★☆☆☆(新潮社)2005

『翻訳教室』柴田元幸

★★★★★★★★☆☆(新書館)2006 『鱒釣り』は読まないとダメかなあ。教室の活発な応答はさすが東大なのか。訳書をコピーしてすませる心配はいらないようだし。

『ブックショップはワンダーランド』永江朗

★★★★★★★★★☆(六曜社)2006 ああ、この倍の厚さで倍の値段でも買うな。と言うか切り捨てた部分を読みたい。

『身体を通して時代を読む』甲野善紀・内田樹

★★★★★★★★☆☆(バジリコ)2006

『沈黙/アビシニアン』古川日出男

★★★★★★★☆☆☆(角川文庫)2003 まだ、古川日出男の魅力を味わいつくせてないかも。

『終末のフール』 伊坂幸太郎

★★★★★★★☆☆☆(集英社)2006

↓読了本、一気に更新。

『フラワー・オブ・ライフ1〜3』 よしながふみ

★★★★★★★★★★ (新書館) うまい。マンガの潜在能力を十分に発揮している。よしながふみは絵柄が揺れる(ラフにぐにゃぐにゃになったり)から、生々しく感じられる。だから、どの人物が好き、どの話が好きとか言うと「へー」と内心を把握されそうだから言わな…

『文学部をめぐる病い―教養主義・ナチス・旧制高校』 高田里惠子

★★★★★★★★★★ (ちくま文庫)2006 松籟社版で出た時から、ちと気になっていたのだが、いやー面白い。斎藤美奈子が解説しているけど、何作か読んだ斎藤美奈子の著作がどこかしら結論ありき、で論じられている観があるのに比べ、綿密にじわじわと論を展開している…

『町長選挙』 奥田英朗

★★★★★★★☆☆☆(文藝春秋)2006