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『〈狐〉が選んだ入門書』 山村修

★★★★★★★★☆☆(ちくま新書)2006 はじめに、の「しかし、本がある。どんなときにも読書というものがある。本好きはそれを救いとすることができます。」という実感のこもった文章には、うん、と思う。正直、世の中を生きていくのは幸せというよりも面倒だし、何が欲…

『出版業界最底辺日記 エロ漫画編集者「嫌われ者の記」』 塩山芳明著/南陀楼綾繁編

★★★★★★★★★☆(ちくま文庫)2006 いやあ、おもしれえ。うんうんと、思えるところも多し。すごい読書家だし。小林信彦の語り口は、時々、ケッと思ってたんだ。都の職員への罵詈雑言や返品率を気にしてるとこなんか、分かるなあ。お上品な文章が好きな人には勧めら…

『福翁自伝』 福澤諭吉

★★★★★★★★★☆(岩波文庫)1978 福澤諭吉の借金を生涯したことがない、大嫌いと言うのが、まったく同じで共感した。家などはさておいて、借金をして欲しいものを買ったりするのは私の行動の選択肢には一生ないだろう。生理的に嫌なんだよな。

『博士と狂人』サイモン・ウィンチェスター

★★★★★★★★★☆(早川文庫)2006 OEDこと、オックスフォード・イングリッシュ・ディクショナリの作成に貢献した博士と狂人の話。いやー、めっちゃめっちゃ面白いなあ。高い志の話はもともと好きなので。ああ、引き込もって辞書作りも楽しいかもなあ、と思ってし…

『エンド・ゲーム』恩田陸

★★★★★★★★☆☆(集英社)2006 読書好きで、かつ恩田陸が好き、と言うことを知って、勝手に堀北真希に親近感を抱いたりする今日この頃。

『科挙』宮崎市定

★★★★★★★★☆☆(中公文庫)1984 音羽館で100円で購入。当時の状況を論じた部分が古くなっている以外は今でも問題なく読める。名著だねえ。

『本の神話学』山口昌男

★★★★★★★★☆☆(中公文庫)1977

『小説の自由』保坂和志

★★★★★★★☆☆☆(新潮社)2005

『翻訳教室』柴田元幸

★★★★★★★★☆☆(新書館)2006 『鱒釣り』は読まないとダメかなあ。教室の活発な応答はさすが東大なのか。訳書をコピーしてすませる心配はいらないようだし。

『ブックショップはワンダーランド』永江朗

★★★★★★★★★☆(六曜社)2006 ああ、この倍の厚さで倍の値段でも買うな。と言うか切り捨てた部分を読みたい。

『身体を通して時代を読む』甲野善紀・内田樹

★★★★★★★★☆☆(バジリコ)2006

『沈黙/アビシニアン』古川日出男

★★★★★★★☆☆☆(角川文庫)2003 まだ、古川日出男の魅力を味わいつくせてないかも。

『終末のフール』 伊坂幸太郎

★★★★★★★☆☆☆(集英社)2006

『文学部をめぐる病い―教養主義・ナチス・旧制高校』 高田里惠子

★★★★★★★★★★ (ちくま文庫)2006 松籟社版で出た時から、ちと気になっていたのだが、いやー面白い。斎藤美奈子が解説しているけど、何作か読んだ斎藤美奈子の著作がどこかしら結論ありき、で論じられている観があるのに比べ、綿密にじわじわと論を展開している…

『町長選挙』 奥田英朗

★★★★★★★☆☆☆(文藝春秋)2006

『気になる部分』 岸本佐知子

★★★★★★★★★☆(白水社)2006 こういう味のあるエッセイは好き。

『脱ファスト風土宣言 〜商店街を救え!〜』 三浦展編

★★★★★★★★☆☆(洋泉社新書)2006 うーん、いろいろ考えさせられる。特に佐賀出身の馬場正尊の文章に。佐賀ほどじゃないけど、地元佐世保も旧中心地が少しずつ衰退しているのは確かなので。そして、郊外のイオンモールの方が賑わっている。 その、新宿や渋谷のよ…

『態度が悪くてすみません』 内田樹

★★★★★★★★☆☆(角川oneテーマ21)2006

『不安型ナショナリズムの時代』 高原基彰

★★★★★★★★☆☆ (洋泉社新書)2006 日本・韓国・中国のナショナリズムの問題を、その国の経済的基盤や動向とからめて論じた本。目から鱗というほどじゃあないがシャープに語ってあるし、自分より若い人だし、注目したい。

『キャラクター小説の作り方』大塚英志

★★★★★★★★☆☆(講談社現代新書)2003

『時刻表2万キロ』宮脇俊三

★★★★★★★☆☆☆(角川文庫)1984 再読。

『先生はえらい』内田樹

★★★★★★★★☆☆(ちくまプリマー新書)2005

『14歳の子を持つ親たちへ』内田樹 名越康文

★★★★★★★★☆☆(新潮新書)2005 再読。

『新世紀書店』北尾トロ、高野麻結子編

★★★★★★★★☆☆(ポット出版)2006 トークライブが興味深いなあ。んで、6/1のトークを予約してしまった。

『格闘する者に〇』三浦しをん

★★★★★★★☆☆☆(新潮文庫)2005

『13』 古川日出男

★★★★★★★★★☆ (角川文庫)2002 二部構成なんだけど、一部の濃密さは傑出しているなあ。二部も悪くはないけど、ちょっと落ちる。

『青山デザイン会議第一巻/クリエイティブが生まれる瞬間』 月刊ブレーン編

★★★★★★☆☆☆☆(宣伝会議)2001 これは図書館本。

『特盛!SF翻訳講座』 大森望

★★★★★★★★★☆(研究社)2006 SFは専門ではないのだが(最近はミステリも怪しいけど)大変楽しく読めた。ま、創元文庫のSFベストを買うぐらいのファンではあったから。あと英語は苦手なのに翻訳について、の本は好きなんだよなあ。

『早稲田古本屋日録』 向井透史

★★★★★★★☆☆☆(右文書院)2006

『幸福論』 春日武彦

★★★★★★★☆☆☆ (講談社現代新書)2004