『スカイラインに賭けた男たち』 碇義朗

★★★★★★★☆☆☆ (旺文社文庫)1986
京都遠征時に古本屋で100円で購入。その、自分が生まれるちょっと前の時代というのがエアポケットになってる傾向があり、逆に幕末・維新の頃の方が司馬遼太郎のおかげで知ってたりするわけで。それこそ、「ケンメリ」という単語を聞いたことはあるが、その時もそのフレーズがどこから来ているのか曖昧模糊としていたし。プリンス自動車も皇太子にあやかっているとか知るのが興味深い。戦前の飛行機の技術屋が作った自動車云々という経緯は面白いし。あと昔の本を読むと、西暦より元号が支配的であるのが今とは違う。四十年代とか言われると、え、戦前という感じで読んでしまうので。