『物語のある本屋/特化した棚づくり』 胡正則・長岡義幸

★★★★★★★★☆☆ (アルメディア)1995
七つか八つかの個性的な書店を取り上げている。個人的に、個性という言葉が嫌いというか、個性なんて所詮、誤差の範囲内でしょ、って気持ちはある。たまたま、ある所属やら役割に割り当てられて、ある時期に恵まれ振る舞った結果として、個性的に見えるだけだろう、と。書店云々というより一般論として。それでも、ここに取り上げられている書店の幾つかは、個性というかその人がしなければそうならなかっただろうな、と思わせるなあ。