『社会的ひきこもり』斉藤環、に関連して。

http://d.hatena.ne.jp/yskszk/20040724#p2
出てけっこう早い段階で読んでいるはずで、そして、ううう、メンタリティとして、かなり似通ってるな、と思った記憶がある。印象として、今残っているフレーズは、「毎月、決まった金額のお小遣いを与えることは引きこもりからの脱出に役立つ」というものだ。お小遣いというものが社会的欲望を持つ契機になるというのだ。社会的欲望を回復するために、欲望回復への心臓マッサージをどん、どん、しているようなイメージを持った。自己の欲望は他者の欲望から成り立つ、なんてことをラカンは言っているけど、社会的欲望が低いことを私は自覚しているので、目詰まりをおこさないよう、一生懸命、社会的欲望を持とうとはしているのだが。けどなあ、どうせ、六十年後にはいないんだし、ねえ、という厭世観がなかなかに強いもので、いやはや。